2005/10/29

ODEN

「いやぁマスオ君、君も今帰りか」


「お父さんもですか」


「ちょっとそこの屋台で一杯やっていくか」


「そうですね、おとうさん」


高内先輩と屋台のおでんを食べに行ってきました。
最近私、高内先輩と一緒にいると、
素敵な時間になっていることがほとんどです。


ちょっと酔っ払って、


「茶色いの一通りちょうだい」


とか、


「おでんください」


とか、意味不明な注文を繰り返してみたり(迷惑です)。
若者から、おじさんまでが集う秋の屋台、
ジェネレーションギャップをお互い感じながらも、
それが妙に気持ちよくて、おかしくて、笑いました。


とりあえず高内先輩についたあだ名が
(南野)ジュンコ(笑)。
そして私についたあだ名は坂下ちりこ。


そうそう、いろいろなおじさんを見て私は思いました。
極とはどこにあるのかが・・・


まず、高校から大学に入りたての女の子があこがれるのが、
イタリアン、おしゃれなキャフェ辺りなんですよ。
お酒も、料理に合わない甘~いお酒をとりあえず飲む。
で、バイトを始めて、ちょっと自由になるお金ができたら、
肉を食べたくなるのです。肉と書いて主食と読むようになるのです。
そして大学もあと一年ぐらいになってくると、
あっさりと魚が食べたくなってくるんですよ。
そしてお酒がより美味しくいただけるようにだんだんなっていける、
そういう段買うを踏んでいくものだと思っていました。


しかし、上には上がいるんですよ。
おじさんの姿を見て私は人間の極まりを見たと感じました。
結論を先に言いますと、人間は、最後には、


雑食になるんです。


もう何だってよくなっちゃうんです。
気の合った仲間と一緒に居れさえすれば、
お酒をおでんの出しで割ろうと、青汁で割ろうと、
むしろそれが美味しく、粋になってしまうのです。


いやぁ~私なんてまだまだッスよ、って感じる今日この頃でした。