GWに四国を訪れて以来、再び明石海峡大橋を渡りました。
冬の車旅行は、特に日本海側は大雪なので行く場所が限られ、
前日イロイロ検討した結果、前回の四国で周りきれなかった讃岐うどん店と、
愛媛から広島に伸びるしまなみ海道を旅する事になりました。
家を出たのが5時くらいだったかな。
暗いうちに家を出発って、どきどきワクワクしますよね。
前回はETC無しだったからかなり高速料金かかりましたが、
今回はそこまで料金かからずに楽しむ事ができました。
明石海峡大橋(兵庫~淡路島)を渡った時間はまだ真っ暗で、
おそらくこの橋は淡路島と徳島を結ぶ鳴門海峡大橋。
やっぱり海をわたるのってテンション上がりますね。
あと、この橋を渡っている時助手席から海を眺めると、
海面に渦潮をいくつも見る事ができて、また次回四国へ渡る時は、
毎度スルーしてきた徳島の渦潮を間近に体験したり、
徳島ラーメンを楽しんだりしてみるのもイイですね。
順調な滑り出しかと思いきや、徳島に入って、トンネル抜けた途端
雪!?
それもチラチラ舞っているとかじゃなくて、
かなりガチで積もる系の豪雪。
旅にトラブルはつきものですが、よ・・・予想外過ぎて、
西日本で雪と言ったら、日本海側だけとばかりに思っていました。
もしものために、前夜スタットレスを履くか聞いたのですが、
冬用タイヤ自体も古いもので(業者に指摘された)、
もし何かあったら現地で対応しようと言う事になっていました。
にしても早朝過ぎて、田舎すぎてどうしようもならず、
雪のため高速道路も封鎖され、うどん屋の開店時間どころか、
雪でこの先どうすべきかってな状態で、
しかしそこは運転経験豊富な彼の「大丈夫」を信じて進んでいくと、
ガツガツ降っていたのは山側だけで、海側を高松に向かって走る分には
大丈夫な雰囲気。。。
たしかに東京都心でも毎年10cmくらい積もっちゃう雪が3,4回降っていましたよね。
彼もその雪の東京をノーマルタイヤで走った男の一人です。笑
イロイロ心得ているようで、慎重に見極めながら走ってくれました。
下道で向かう事になり、目的地への到着時間からは大幅に遅れてしまいましたが、
海と山との雪景色は、かなりキレイで、演歌の似合う感じでした(?)。
前回は高松エリアでうどんをたべたので、
今回は丸亀、琴平エリアをまわる予定でしたが、
した道走行中、そろそろうどん屋の開店時間も迫ってきていたので、
雑誌で探して、高松の通り道のうどん屋に寄ってみることにしたのですが・・・
なななななななんと、まさかの閉店。
店主が交通事故で負傷してしまったようです。お気の毒です。
気を取り直して向かった先は「山越うどん」。
こんな時期なのですぐ入って食べれたのですが、
ここのお店、うどん巡礼の中ではかなりの人気店らしく、
普段はとんでもなく行列ができるお店なのだそうです。
私はたまご天(右)、彼はとろろのかまたまだっけか?それにじゃが天を乗せました(左)。
今回3軒回りましたが、さすが名店、ここが一番美味しかったです。
次に向かったのが「山下うどん」。
カーナビの位置する場所と違うところにありました。
道をよく見ていてよかったです。汗
関西でうどんと言ったら、本当に食べて欲しいのがこの「とり天」!!
ここでは二人ともとり天を乗っけて美味しくいただきました。
そして3軒目は・・・きつかったのですが、
このあと予定も押してますので、頑張って食べ・・・
私は半分とちょっとくらいまでしかお腹に入りませんでしたが、
正統派ホープとよばれる「よしや」に行ってきました。
今まで食べてきたお店と比べて、麺はやや細めです。
たまたま取ったのがそうだったのか、天ぷらが冷めてて、
これはちょっと残念でしたね。
まぁこの年末は混まないので、商品も回らないんでしょうね。
今回のうどん巡礼は以上です。
そして四国と言えば四万十川やら道後温泉やらイロイロあるにもかかわらず、
(それは前回行ったし)それらをすべてすっ飛ばし、次に向かうは・・・
四国脱出!早
なんて大胆なの!?もったいない。笑
でも私達が行きたかったところはここなんです。
愛媛と広島を結ぶしまなみ海道。
ここをサイクリングで渡る事も出来るそうですが、
この冬にそんな元気な29歳なわけもなく。。。
まず向かったのが、大島の潮流体験。
瀬戸の海は、島々が近く、流れが複雑で、
この寒い中、舟が出ているか不安でしたが、
千円で乗れるという事もあり、とりあえず行ってみる事に。
この日は雪と晴れが目まぐるしく変わる不思議な天気で、
ついた時間にちょうど出港した船には観光客が4組ぐらい乗っていて、
私達はギリ間に合わずその船を見送り、外は雪が降り始めました。
ここまでぶっ通しだった事もあり、待合室で観光雑誌などを見ながらしばし休憩。
しばらくすると舟が戻ってきて、極寒に震えた観光客が降りてきて、
やっぱりこんな時期に舟なんてやめた方が良いのか、
なんていうかすんごく不安になりました(苦笑い)。
で、私達が舟に乗る時間になると、今度はイイ感じに晴れ始め、
しかも年末で観光客も少なく、その日の最終便だったので
乗客が私達二人しかいなくて、業務用のウインドブレーカーも貸してもらえたので、
ほぼ寒くなく、とてもすてきな、クルージングとはいいませんが、
船に乗って瀬戸の海の波や景色を楽しむ事ができました。
結婚した当時は「奥様」とか呼ばれるのこっ恥ずかしかったけど、
船の係の人にひさしぶりに「彼氏」「彼女」と呼ばれ、
鼻血が出る程照れ臭くなりました(笑)。
写真だとわかりにくいのですが、
小さな島が密集した瀬戸の海、しまなみ海道の潮の流れは複雑。
こんなところに手漕ぎボートで投げ出されたら、ほんと最後です。
もっと上手に撮れれば良かったのですが、
船の待合室に飾ってある写真は、ほんと三つ編みみたいに入り組んだ波でした。
で、ちょっと広めのところに出るとこの海面の不安な動き。
渦潮の始まりです。至る所にゴボゴボぐるぐるなってて、
普段見れない海の表情に、海無県出身の二人で感動しっぱなしでした。
この海面も結構不穏ですよね。
もっと荒れてれば、複雑な波の動きがもっとくっきり見えるそうですが、
これをひとり千円で体験できるんだから、もうそれだけで楽しかったです。
しかも貸し切り。
京都嵐山の保津川下りなんて、たしか3,800円くらいするんですよ?笑
それはそれでステキなんだろうけど、わたしは海の方が好きだな。
で、で、ここでガイドアナウンスからの名言、
「船に乗るな!波に乗れ!」昔はこう言われていたそうですよ~。
深い。こう音楽とか、イロイロ、通じるものを感じました。
もっと畑の近くでみかん畑をとりたかったのだけど、
ちょっと遠くから、日のあるうちに名産の柑橘畑を撮影。
みかんだけでなく、レモンも特産だそう。
小豆島ではオリーヴがあって、ホント瀬戸って日本の地中海ですね。
そして展望台から沈む夕日を眺めました、が、
これがめっちゃくちゃ寒い。
もっとロマンチックな感じにしたかったのですが、
写真撮るだけ撮って、逃げるように車に戻りました。
そのあと、「伯方の塩」で有名な伯方島を通過し、大三島の温泉へ。
地元のおばあちゃんたちが
「みかん畑がイノシシに荒らされた」って話をしてて、
「ももへの手紙」を思い出しました。
あれってたぶんしまなみ海道だよね?
お母さんの声が優香で、喘息で、なんかすごく泣けた。
かなり身体が冷え切っていたので、
小さい温泉ながら、本当に生き返りました。
いくら観光地でも年末で田舎となったら営業している店が限られていて、
行きたいお店も年内営業はもう終了していて、どうしたものかと思ったら、
良さそうな料理屋さんに巡り合えました。
上の小鉢はサービス。
店内にはお店を訪れた有名人のサインやら写真が飾ってある一角があって、
テーブル席からお座敷まである落ち着いたあたたかい雰囲気。
彼はお刺身せっと。私は鯛が大好きなので、鯛セット。
お刺身セットはそれぞれの海鮮の切り方が工夫してあって、
いろんな食感を楽しめ、とても美味しかったです。
また、特産のレモンもとてもフレッシュな味がして、
鯛と一緒に美味しくいただきました。
とても美味しかったです!
ここにはぜひまた来たいです。
大三島の「くろしお」おすすめです。
年末、もっと大晦日に近くなればなるほど、
どこもお店の営業時間の関係でお出かけは難しくなるので、
思い切って年末休み初日に動いてみて良かったです。
予定通りにいかない事もイロイロありましたが、
それも含めてやっぱり「旅」っていいものですね。
2014年は、どんな旅をしているのか。