奈良って古墳とか大仏とか歴史的なものがたくさんあって、
そういうの好きな人にとってはたまらない場所なのだろうけど、
私達は本当にそういう事に興味がなくて・・・
伊勢神宮に行っても「よくわかんなかったね」とか言っているレベルなので(汗)、
もう伊勢神宮の前のおはらい横丁やおかげ横丁だけで充分感動な人間です。
彼は普段仕事で奈良に行くことが多く、
たしかに歴史的なものはいっぱいあるけど、
その他特に何があるわけでもないただの田舎だそうで、
でも吉野の桜とか見たいし、そんな何にもないわけないと思い、
ちょうどニュースであるイベントをやっていると言うので、
それ目当てで奈良に足を延ばしてみる事にしました。
私も四月に奈良に大仏を見に行って以来、
京都や神戸にはよく行くけど、奈良はほんとご無沙汰で、
なにもないとは聞いていたけど、行ってみたらまじでただの田舎(失礼)。
古墳、ってきいて、見ても、なんかただの草原、丘でして、
「飛鳥寺」なり「法隆寺」と聞いても、正直よくわからない・・・。
ああ、私バカなんだなーと、若干気持ちが落ちます。
実家近くにも似ているこんな田舎風景を見ても、
「田舎!まぁステキ」なんてまず思いませんね。
どこの田舎もかわんねぇなー、懐かしいだけで、ありがたくはありませn。
ただ都会住みだと、たまにこういうところにくることへの必要性は感じますが。
で、で、
今回の目的は、奈良県明日香村の凧上げ。
岡山の凧職人(?)さんが珍しい凧を持ってやって来ると、
金曜の夜ニュースでみて、調べて奈良明日香村、石舞台公園までやってきました。
なにやら遠くでオレンジ色の物体を掲げている人と、
派手なベストを着たおじいちゃん。
この手前の赤いベルトを着た人が、例の職人さんです。
赤い物体が宙に上がり始めました。
実はこの赤い物体が凧。
奈良の神聖なキトラ古墳の守り神、朱雀をモチーフにした凧で、
奈良県明日香村からぜひ今回の凧あげ大会で
朱雀を飛ばして欲しいと打診があったそうです。
しかもこの凧を操っている棒、実は釣り竿なんです!!
この発想には「なるほど!」ってなっちゃいますよね。
なんいうかもう、朱雀の一本釣り(笑)。おもしろいです。
金曜のニュースの映像では、
風に乗った朱雀が本物の鳥のように空を舞い、
周りに本物の鳥が集まってきちゃう様子が印象的でした。
で、肝心の凧ですが、近くでみるとこんな感じ。
そう、立体なのですよ!!!
青森のねぶた祭りみたいに、骨組みと特殊な和紙でできています。
空気抵抗を受けて、羽が動く遊びがあったり、イロイロ工夫がれされています。
定年退職して、立体凧を作り始めたそうですが、
この木村さん、一体元は何をしていた人なのでしょうかね?
テレビの取材もきていて、NHKにインタビューを求められましたが、
私は朱雀に夢中すぎて、彼が休日の伸びた髭顔で撮られていました(笑)。
その様を写真に撮っておけばよかったなww
夕方のニュース(18:45)で流れるかなーと見ていたけれど、
成人式など、この日は話題が多く、凧上げの取材事態がカットされていたようです。
残念。
最後に、その朱雀の飛んでいる映像です。
遠くから飛ばして、私の頭上を通り、
風には乗らずに着地しましたが、お見事でした。
てかやっぱり朱雀の一本釣りに見えるわ。
おまけで、帰りに生駒の足湯に寄りました。
外に出っぱなしですっかり冷えてしまい、
足湯って本当に素晴らしいですね。
ホカホカになって大阪へ帰りました。
てかふたりとも夏のサンダルのトングな日焼けが未だに・・・・(笑