こんな感動は後にも先にもここだけかもしれない。
関西で、京都はラーメン超激戦区。
この「麺屋たけ井」は京都市から20分くらい24号を南下した
まじ何の変哲もない田舎道にあるにもかかわらず、
ラーメンランキングでTOPに輝き続ける謎の店である。
たしかにいろんな人のレビューに乗っている写真は抜群に美味しそうなのだが、
ネックなのが行列。ラーメンは関東の方が熱いが、こんな行列東京ではまず見ない。
柴蔵にしろ紡にしろ、なぜに関西ラーメンはこんなに並ぶのだろう?
しかも昼だけ営業だったり、昼だけ+平日営業だったり、
あとは日曜休みとか、とにかく関東では考えられない休み方をする。
あと、「スープ不出来のため臨時休業」とかも少なくないそうだ(汗。
たけ井(昼のみ営業)の行列は、なんと開店一時間前には既にひとり並んでいるそうだ。
開店時間20分前にもなると、店の前には30人、攻略方法が「とにかく並ぶ」しかない(笑。
実はこの日「たけ井」に行くつもりなんて全然なかった。
行くなら一時間前に並ぶために早起きして、
朝抜いて行くくらい気合を入れて行くのだが、
この日は朝食も優雅にのんびりサンドイッチなんて作って食べて、
「どうする~」って言いながら外出の準備を始め、
なんとなくノリで「行ってみようか?」と家を出たのが11:30くらいだったのかな?
到着予定時刻12:25て、まぁド・ピークですよね。
幸いお腹はまだ遅い朝食で満たされていたので、
並ぶための精神力と体力には問題はなさそう。
ほぼ奈良県境のSUPER田舎ロードを車窓からぼんやり眺めていたら、
「うわ、あそこの行列何?」
「ここラーメン屋だね~」
超他人事言いながら通り過ぎたら、「麺屋たけ井」の看板が。
そしてナビが囁く「目的地周辺です」・・・
ここ!!?!
店前に3,4台の駐車スペースがありましたが満車、
20m程離れたところに大き目の駐車場があり、そこにとめて列に加わりました。
店内5人待ち含め、計30人くらい?
ずーっと並んでその人数も変化して行きましたが、常時15~30人が並んでいました。
駅からも1kmくらい離れてて、いわゆる車必須のロケーション。
ちょっと柄の悪いオッサンとかが並んでいると予想し、
タバコとかイロイロ覚悟して行ったのですが、
なんと女性客が3分の1を占めていました。
彼と一緒に来た感じの同年代の女性ばかり。
喫煙者はひとり、ささっと吸ってすぐ消した感じで助かりました。
で、結局どのくらい待ったって?
かなり車通りの激しい道路、車を眺めて「FITの黒かっこいいね!」
なんて言って過ごすこと・・・、1時間20分くらい?結構待ったね(汗、
ようやく席へ案内されました。
お腹も朝食を食べてからの移動時間、待ち時間でイイ感じに空きました。
この5席のカウンター席は全然普通ですが、
この他の席がなんと、4名がけテーブル席×3。
しかも相席無し。
なんでこんなに並ぶって、おそらく配席がひどい・・・。
スタッフが4,5人いて、これだけの席があるのに、
正直このテーブル席相席形式にしても誰も怒らないし、全然店まわりますよね?
てか店内待ち席(約5名)も潰して増席してほしいわ。
これがこの店に唯一言いたい文句。
いや、もう一個言いたい。外待ち列の灰皿を撤去してくれ。
そして禁煙とでっかく貼っておいてくれ。食事前に臭くて萎える。
さてさて、私達が注文したのが、つけめん並盛(280g)とごはん。
看板娘のスタッフさんが
「女性だとちょっと多いですが大丈夫ですか?」
と気を利かせてアドバイスをくれましたが、
「大丈夫です。普段300g(+ご飯大盛り2杯)なんで」
↑さすがに()内は伏せました
ここ大盛りになると、400gだそうで、さすがにそれは無理だと思い、
朝食後でまだそんなにお腹すいているわけじゃないし、
280gという中途半端な量に米を合わせる事にしました。
しかしいざつけ麺が運ばれてきて、まずビジュアルSUPER美味そう!!
ここ数カ月このつけ麺の写真の前でどれだけ悶えていた事か、
そのつけ麺がいままさに私の目の前に!!!!大興奮。
麺は恵那くなみに太いのですが、恵那くはゴリゴリ、たけ井は程良い感じ。
そしてつけ汁につけて食べた瞬間っっっ!!!!
なんだこれ!!?!??!?!
美味さ、感動、そういうものを通り越して、
一口目にして「コレを食べ終わってしまうなんて、名残惜しい!」という
変な感覚に陥りました。もう一口ひとくちが惜しい!別れたくない!!
これは・・・・・・・・・恋????
スープがもう完璧なんです。
ここまでクッキリ完璧な味・カタチのスープ、完璧な麺、・・・ショックでした。
↑いちばん大事なトコロこんな感想ですみません。
ちょっとジャンルが違っても、
いわゆる流行っている店のラーメン屋のマスターが食べたら、
おそらく泣いて感動して己を恥じるレベル。
↑いちばん大事なトコロこんな感想ですみません。
ちょっとジャンルが違っても、
いわゆる流行っている店のラーメン屋のマスターが食べたら、
おそらく泣いて感動して己を恥じるレベル。
トッピングの柚子で変化していく味、
メンマやチャーシューもダイナミックなのに食べやすく、
スープ割で再び香る柚子・・・。
こういう感じのスープや麺のお店は他にもありますが、もうホントに「別格」なんです。
こういう感じのスープや麺のお店は他にもありますが、もうホントに「別格」なんです。
まちがいなく私の独断と偏見の関西ラーメンランキングでぶっちぎりの一位。
文句なしの一位。では二位は???これが相応しい店がないのです。
一位たけ井、二位該当店なし、三位山勝麺三(←とりあえず)くらいの差が・・。
てか東京含め、ここに敵う店が果たしてあるのだろうか??
そう考えるともうショックすぎて、食後ふたりとも放心してました。笑
とにかくめっっっちゃくちゃ美味かった。
一時間以上並んだ情とかそういうの無しにしても、すごかった・・・。
ラーメン食べるのに行列なんて、どんだけ?って思っていたけど、
たけ井はまた行きたい。
280gで「え?もう終わり?」な感覚は、恵那くの300gの時と一緒でした。
正直300g食べられるキャパがあっても、美味しくないと300gはキツイです。
こんなに美味しいなら、次回はぜひ400gをいただきたいです。
5月6月はかれの平日代休が多いので、その時をねらって、
また行列に参加したいと思います。